KUKAデジタルドメイン

操作技術(OT)と情報技術(IT)は同じものではありません。この認識はインダストリー4.0を上手に実現するときに中心となる考え方です。KUKAは、早くも1990年代に操作技術とモバイル技術の統合に向けて尽力していました。

デジタルサプライチェーンにおいては、ビジネスプロセスの全関係者が一体となります。プロセス全体にわたるつながりによって、インダストリー4.0は今日のバリューチェーンにおけるあらゆる媒体の分断を克服することができます。有望なのは次のような分野です:

  • 生産および物流プロセスの加速と柔軟化
  • 登録作業の節減
  • データの安全と一貫性の最適化

考えられるどのインダストリー4.0シナリオにおいても、接続層としてのクラウドが重要な役割を果たすことになります。

Industrie 4.0 Cloud with KUKA Nebbiolo box
クラウドは、インダストリー4.0において中心的な役割を果たします。 

OTとITの間のインダストリー4.0

現実においては、インダストリー4.0というテーマに対するアプローチの方法は、様々なパラダイムによって特徴づけられています:操作技術(OT)、業界の専門家たち、そしてERPやMESサプライヤーなどの情報技術(IT)との間においてです。インダストリー4.0の現場移行を成功させるためには、OTが明らかにITと異なるものであることを認識する必要があります。

「セーフティ」対「安全」

例えば「安全」という概念です:英語ではOTにおける「セーフティ」とITにおける「セキュリティー」が厳密に区別されています。

それに対して「安全」という概念は様々な要件を含んでいます:OTの製造業においてこの言葉は、生産設備の可用性と信頼性に始まり、人と機械にとっての生産環境の安全で終わる分野を指します。ITにおいて「安全」というと、大抵の場合、機密性、統合性や可用性を、データへのアクセスに焦点を当てて制御することを意味します。

操作技術とモバイル技術の結びつき

KUKAは、1990年代に、この問題をいち早く認識しました。標準化されたメインストリーム技術をベースに、KUKAは、オープンで相互運用可能なモジュール型システムを開発しました。これらのシステムは、当時すでにITの世界と従来の自動化技術の融合をその核心に導入していました。このため、未来のスマートファクトリーに向けて、KUKAはモジュール型ソフトウエアをそのポートフォリオの一部として用意しています。それらは、インダストリー4.0の発展プロセス全体に対する準備がなされています。

KUKA ConnectNebbiolo技術およびエッジ・コンピューティングで、当社はシステムに関連するレイヤーとクラウドプラットフォームを生み出します。それらは生産におけるプロプライエタリーOTとビジネス/クラウドITの標準化されたデータフォーマットや新しいプロトコルの間のギャップを埋めます。結果として当社は、ロボット、無人搬送車あるいは物流マシンなどの操作技術を、クラウド、ウエブ、モバイル技術やその他の最新のITインフラと結びつけます。

当社は、改善されたサポート、サービス、デプロイメント、インストールおよび積極的な保守のためのツールでポートフォリオを充実させることにより、顧客に付加価値を提供していくつもりです。

KUKA Nebbiolo Box for Industrie 4.0 cloud solutions.
Nebbiolo Boxは、クラウドにある関連データへのアクセスを可能にし、それによってインダストリー4.0のための基礎を形成します。 

インダストリー4.0とロボットのインターネット(IoR)

KUKAは、自社製自動化ソリューションの更なるモジュール化およびデジタル化のための強力な屋台骨を作ることに全力を注いでいます。新しいクラウドプラットフォーム KUKA Connectで、当社はインダストリー4.0の最初のマイルストーンを打ち立てます。

統一されたユーザーインターフェースのあるKUKA Connect

簡単に実装できるアプリベースのソフトウェアの拡張、またはアセットマネジメントのようなクラウドベースの機能によって、当社のロボットシステムの知能を持続的に向上させることが可能になります。統一化されたユーザーインターフェースを通して制御されるKUKA Connectは、複数のコンポーネントのコンビネーションによるポテンシャルを段階を踏んで引き出します:

  • 一貫した生産データ
  • 新しいタイプの生産プロセス
  • フレキシブルなネットワーク化
  • リアクティブコンポーネントの取り込み

同時に、KUKA Connectは、電子機器、モバイル機器、モバイルシステムや通信インフラにおける最新技術のスマートな統合によって、生産プロセスのデジタル化を容易にします。

インテリジェントな人とロボットの意思疎通

KUKA Connectは、OTとIT技術間のシームレスな接続を容易に成立させるための、インダストリー4.0における第一歩です。その際、KUKAロボットは、プラットフォームを介して様々なサービスやアプリケーションと接続されます。

KUKA Connectを使うことで、製造における生産性、品質、柔軟性を予測し、持続的に向上させていくために、ビッグデータ分析やクラウドコンピューティングを利用することができます。そのプラットフォームは、単なる装置データへのアクセスを提供するだけではありません。そのデータから効果的な図表、履歴、統計を作成する知能も持ち合わせています。情報と知識を生成するために、そしてKUKA自動化ソリューションの有効性と効率を、ライフサイクル全体を通じて向上させるために。KUKA Connectは、あらゆるデータおよび情報をロボット、人、そして連結されたサービスの間で交換するための汎用バックボーンとして機能します。

新KUKA Connectクラウドプラットフォームの主要な利点

  • 持続的な生産性の向上
  • 継続的に低減される総運用費
  • 様々なアプリケーションにおける、ロボットのライフサイクル全体にわたるサポート

拡張可能性による付加価値

KUKA Connectは、主要なクラウドおよびウエブテクノロジーをサポートします。そのプラットフォームは、自動車産業や航空宇宙産業から、消費者向け電子機器や一般産業にわたるる分野において、ロボットをベースとする様々な自動化ソリューションのホリゾンタルなスケーラビリティをサポートするために生み出されました。

オープンなグローバルスタンダードをベースとして、KUKA Connectはビッグデータ処理能力を有し、インテグレーターやパートナーによる独自のアプリケーションを用いたサービスやアドオンの拡張を可能にします。これにより顧客にも更なる付加価値が創出されることになります。インダストリー4.0におけるアプリケーションの自由度を最大にするために設計されたKUKA Connectは、プラットフォームに依存せず、バーティカルなスケーラビリティを可能にします。このため生産技術の様々なハードウエア・ソフトウエア環境において使用することができます。

最新のバックエンド・アーキテクチャーをベースとし、KUKA Connectはレスポンシブかつ操作の簡単で、特別なソフトウエアのインストールが不要で、どんな端末機器にも使用可能なウエブユーザーインターフェースを提供します。

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