KUKA Medical Robotics:プロジェクトと研究

KUKAは医療業界にロボットベースの技術を提供し、大学や研究所と提携して医療ロボットにおける技術進歩に活発に参画しています。 

KUKAのコンポーネントを備えた医療ロボットが常に最先端の「ロボットの脈動」であるように、わが社は経済・科学間の密接な技術トランスファーを推進しています。大学や研究所との数多くのパートナーシップを通じてわが社は医療における進歩的なロボットベースのソリューションのために尽力しています。

医療ロボットは人の作業の補佐や、患者の治癒サポートが可能なところならどこにでも使用されます。ロボットの高感度性能は整形外科、外科また放射線医学にも補佐機能として利用されています。

医療ロボット:最新の研究プロジェクト

提携やプロジェクトは重要なイノベーションの原動力です。このためわが社は医療ロボット関連の数多くのプロジェクトに参画し、パートナーと共にこの成長市場におけるキーテクノロジーの発展に貢献しています。KUKAは現在以下の研究協力に参加しています:

HaiLeg:複雑な膝モデル用高感度レッグプレス

ケルンのドイツ・スポーツ大学の研究プロジェクトHaiLeg(High articulated intelligent Leg、高関節型インテリジェント・レッグ)においてはKUKAロボットが整形外科分析用の高感度レッグプレスとして機能しています。ここでは患者が足を感圧プレートに押し付けます。補足された動作データはリアルタイムでコンピューターに送信され、そこで継続処理されます。こうして算出された回転トルクおよび筋力値から イオメカニクスの膝モデルを作成することができます。

リアルタイムでバイオメカニクスの膝モデルに:KUKAロボットは高感度レッグプレスとして機能

M²INT:分子レベル低侵襲腫瘍治療

がん患者の確かな診断を得るために生体組織検査が行われます。これは事前に特定された場所の組織を狙い定めて取り出すことです。しかし、複数の転移がみられる患者の場合、この工程は難しく、手間がかかります。ドイツ連邦教育研究省の推進するプロジェクトの目的は、こうした複数の転移がんを持つ患者の診断がなされた後に腫瘍を分子レベルで低侵襲治療することにあります。

そのために医師とロボットが手に手を取って協力します。3Dレントゲンシステムで注入口を特定した後、ロボットが生検針で慎重にこの位置へ近づいていきます。この際に医師がロボットを手で動かします。注入自体も医師とロボットが共同で行います。この新しいメソッドは転移ごとに繰り返される手順を簡易化し、迅速化を図ります。これがオペチームの負担軽減となり、ひいては患者の負担も減ることになります。

高感度のKUKA社製軽量ロボットは移動型プラットフォームによって簡単にその場その場でオペに統合できます。

STIMULATE:対がん細胞ヒューマン・ロボット・コラボレーション

画像による局所治療ソリューション・センター(STIMULATE)では未来の手術が今日既にKUKAロボットを利用して実演されています。ハイブリッド・オペ室は触覚床、フレキシブル患者台1台、大きな画像化ロボットおよび操作パネルの付いた軽量ロボットそれぞれ1台ずつで構成されています。

このセットアップで例えばロボット支援のラジオ波焼灼療法が実施できます。ラジオ波焼灼療法とは腫瘍のような組織を高熱を加えることで破壊する方法です。それにはまずSiemens社製Artis zeegoを使って患者のボリュームが作成されます。次に高感度のKUKA社製軽量ロボットが医師と共に器具を計画されたポジションに持っていきます。ロボットはその際、器具の向きの維持を保証します。事前に特定された最終ポジションに到達すると動作が停止します。この手順では、安全で精確な腫瘍除去を達成するために人とロボットの相互作用が決定的です。

外科医とロボットががん細胞除去のために共同作業

MURAB:補助ロボットシステムによって乳がん診断改善

乳がんおよび筋疾患の分野における診断改善のためにKUKAはヨーロッパの研究プロジェクトであるMURABでパートナーと共に尽力しています。乳がんスクリーニング後に疑いが生じた場合、生体組織検査で疑いのある組織を取り出し、精密検査されます。その際正確に問題の領域に当たることが重要です。このプロジェクトでは磁気共鳴映像法画像と超音波を組み合わせて正確な標的誘導が可能になります。KUKAロボットは超音波ゾンデを誘導し、生検針を病変部位に向けます。こうして医師が針を高い精度で注入することができるのです。その目的は手順を当該人物にとってより簡単で安全にすることです。 

KUKA社製軽量ロボットのフレキシブルなアームが乳がん診断改善を実現

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