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Savéol社によるチェリートマト生産の自動化のご紹介

Savéol社で導入された3台のKUKAパレタイジングロボットが、ラインの終着点での段ボール箱のパレタイジングを実行。フランス全土に青果物を供給を可能にしました。


フランスで無農薬栽培された新鮮なトマト:

Savéol社は、40年にわたり青果物、正確にはトマトとイチゴの生産と販売を専門とする協同組合で、フランス国内の多数のスーパーマーケットやハイパーマーケットに供給しています。また、ドイツ、ポーランド、ロシア、アラブ首長国連邦、アジアにも輸出しています。Savéol社の生産工場は、ブルターニュ地方のフィニステール地区にあるギパバスにあります。工場の一部を自動化してから1年、CMO社(Savéol社の経営権を持つグループ)のオペレーションディレクター、Gérard Moal氏は、食品加工産業における自動化の効率と全体的な利益を証言しています。

動画で見る:Savéol社でのパレタイジングの自動化

Savéol社の新たな原動力

協同組合として競合他社に対する優位性はあるものの、フランス市場のリーダーである同社は、すべての目標を達成することを阻む制約に直面しました。実際、社内のプロセスフローが遅く、パレタイジングシステムは制約が多く複雑で、生産リズムを乱し、最適とは言い難いものでした。このような理由から、Savéol社はギパバスの工場を自動化することにしました。さらに生産者にとっての課題は、パッケージからすべてのプラスチックをなくしたいという要望など、今後の展開をコントロールすることです。 
包装された製品をラインの終点からロボットへ搬送する作業
2020年初頭、同組合はダイナミックな再構成と再スケーリングの過程で、敏捷性、シンプルさ、再現性を兼ね備えた新しいパレタイジングツールに投資することを決定しました。決め手となったのはシステムのコンパクト化でした。KUKAとインテグレーターであるAB Process社にとっての課題は、包装ラインから完成品の倉庫に向かうプロセスフローにソリューション全体を統合するために、あらかじめ決められた特定のスペースにロボットを適合させることでした。AB Process社が提案したソリューションと3台のKUKAロボットの適応性は、要求仕様を完全に満たしています。

補完的なシステム

AB Process社が導入したロボットシステムは、人的資源と並ぶ補完的なアプローチの一環です。ロボットは、包装されたトマト箱をライン終点でパレタイジングして、完成品のストックに向けて搬送します。最終顧客の工場でロボット工学トレーニングを行うことは、雇用を奪うのではなく、むしろ雇用を再創造し、きつい手作業をより技術的な業務へと変換させるのです。このように、Savéol社は、生産チェーンにおける上流と下流のオーダーの準備と輸送のための人的資源を節約しています。

梱包された製品をロボットがハンドリングし、在庫の輸出に向けて移動させます。
包装ラインの終点に到着した製品(ミニトマトの箱)を、KUKA KR QUANTECロボットが受け取り、完成品のストックに向けて搬送します。

達成された信頼性のレベルに満足しています。当社のオペレーターはすぐにシステムに慣れ、今ではその操作方法をマスターしています。このツールに期待していた機能をすべて実現することができました。

CMOオペレーションディレクター、Gérard Moal氏