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ロボット新時代の幕開けとなる未来のKUKAオペレーションシステム

ハノーバーメッセで、KUKAはロボットの利用を大幅に簡素化する新しいオペレーションシステムiiQKA.OSを初披露

2021年4月12日


直観的で高速、パワフルな自動化の新時代に向け、KUKAは未来のオペレーションシステムiiQKA.OS第一弾をデジタル版ハノーバーメッセ(Hannover Messe 2021 Digital Edition)にて発表。このシステムは、プログラム、アプリ、サービス、アクセサリへのアクセス、簡単なインストール、操作、および拡張を可能にするエコシステム全体の基盤です。初心者には専門的トレーニングなしでの自動化の実装を可能にし、専門家にとってはプロセスを大幅に改善、シンプルにします。

すべての人にとってロボットによる自動化を簡単に

「自動化は現代のメガトレンドのひとつです。そのため、KUKAは『ミッション2030』の一環として、ロボットによる自動化を誰もが利用できるようにすることを目指しています」と、コーポレートリサーチ担当副社長兼ロボットXペリエンスプログラム担当 Dr.クリスティーナ・ワグナーは言います。iiQKA Ecosystemでサポートされている新しいオペレーションシステムiiQKA.OSが活躍するのはここです。このシステムは、ユーザーフレンドリーで直感的な機能を備えた最新のモジュール式ソフトウェア・アーキテクチャーに基づいており、初心者にとってはロボットに馴染みやすく、熟練者には自動化の大幅な改善を提供します。
 

ソフトウェア、サービス、KUKAロボット操作が簡単な強力パッケージ

決めてはハードウェアとソフトウェアのトータルシステム

ロボットシステム全体の使いやすさには、ソフトウェアの重要性がますます高まっています。これには直感的に使用できるオペレーションシステムが必要であり、iiQKA.OSに付属するコンポーネント、プログラム、アプリケーション、サービス、そしてアクセサリなどのエコシステムにアクセスできます。iiQKA.OSでサポートされる新しいオペレーションシステム上でのみ、ロボットコントローラーKR C5 microや新型smartPAD proを組み合わせて、高感度コボットLBR iisyを実行できます。KUKAは、ロボットを初心者にとって使いやすいものにするだけでなく、既存の顧客のためのさらなる開発も進めます。今後数年間で、KUKA製品が新しいiiQKA.OSとiiQKA Ecosystemを搭載することを目標としています。
de LBR iisy van KUKA
自動化新時代のコボットKUKAのLBR iisy

パートナーと開発者のネットワーク

iiQKA Ecosystemは選りすぐりのパートナーからスタートし、グリッパーやその他のアーム先端ツール、視覚認識カメラシステム、セキュリティセンサー、用途別プログラムといったハードウェアやソフトウェアを提供するパートナーや開発者のオープンなネットワークへと成長していきます。 これは最初のiiQKA EcosystemキーストーンパートナーであるSCHUNK社、SICK社、Roboception社により実証されています。オープンで標準化されたインターフェースが重要な役割を果たし、パートナーや開発者がiiQKA.OSユーザビリティー・プラットフォームの力を利用して、このようなハードウェアとソフトウェアの拡張機能を簡単に提供できるようにします。エンドユーザーやインテグレーターは、KUKA製品と拡張機能の適切な組み合わせを迅速で簡単に入手できるというメリットがあります。今後数年の間にエコシステムは、KUKAラインアップをよりフレキシブルで強力なものにし、変化する市場ニーズに迅速に対応し拡大できるような機能性とサービスを提供します。
 

よりユーザーフレンドリーなインテリジェントソリューション

Linuxカーネルをベースとした新しいOSのアーキテクチャー全体が、迅速な開発と最大限の使いやすさを目指して構築されます。iiQKA.OSは、アップデートやアップグレードをスピーディーに行うため、時間の経過とともに次々機能が追加されていきます。既存のKUKA Robot Language (KRL) もサポートしているため、KUKA.SystemSoftwareの知識を持つ既存顧客は、今後スムーズにiiQKA.OSに移行し、ワークフローとコードを引き続き使うことが可能です。