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乗り物用 KUKA ロボット

ロボットベースアトラクション向けの認定済みロボット: KUKAの乗り物用ロボットは、ロボットの高度にダイナミックな動きを可能にする技術とともに、厳しい安全要件を満たしています。


最大レベルのダイナミックなパフォーマンスと柔軟性を発揮する、安全な乗り物用ロボット: KR passenger

KR passenger は、安全で今までにない乗り物専用のロボットです。産業用ロボットが持つ力強いパフォーマンス及び高性能と、「極めて厳しい安全要件の順守により乗客の安全を保証する」という、人間との協働における究極のプライオリティとを兼ね備えています。技術監査協会の認定 (PTU) を受け、EN 13814 および CSEI に準拠しており、標準ロボットよりさらに安全な仕様となっています。

KR passenger: 動性の高いロボットが、迅速かつ安全な走行の楽しみを実現

KR 600 R2830 passenger は、BEC Robotic Coaster と同じく迅速なアクションで納得の性能を発揮します。

2 種類のロボット - 乗り物用の無限の可能性

この KUKA 乗り物用ロボットは 2 種類のラインナップとなります:

  • KR 600 R2830 passenger は、非常にダイナミックな据置型バーチャルリアリティ(仮想現実)シミュレーターの専用機種です。
  • KR 700 R2510 passenger は、ダークライドサーキットに最適です。

これらのロボットは、安全認証、重可搬重量といった重要な基礎的特性を装備しています。お客様の要望に応じ、特注のアクセサリーとの組み合わせも可能です。アトラクション業界の新たな可能性を切り開きます。

 

 

メリット


プログラミングの代わりの簡単なアニメーション機能

コントローラに統合されたオプションのインターフェース KUKA.ready2_animate で、任意のシミュレーション環境 (例: Autodesk Maya®) で、生成されたモーションシーケンスをロボットで実施することが可能です。

様々な統合方法

KR passenger は単独またはグループで統合可能です。据置型として、あるいは KR 700 R2510 のバリエーションではサーキットを走る移動型としても使用できます。

格段に優れた可搬重量

KR passenger は 600 kg もしくは 700 kg という格段に優れた可搬重量を備えており、最大定員 3~4 名のゴンドラを同時に輸送することが可能です。

認定済みの安全性

技術監査協会による安全規格 EN 13814 の認定と CSEI 準拠のコンセプトに加え、技術監査協会による各ロボットの個別検収が最高の品質と確かな安全性を保証します。

その他のオプション

ロボットやコントローラだけでなく、モジュール式ゴンドラ、KUKA のシステムパートナーが提供する VR ゴーグルやプロジェクションドームを使用したバーチャルシミュレーションも提供可能です。

KR 600 R2830 passenger: 最大定員 3 名のダイナミックな据置型乗り物用 6 軸ロボット

KR 600 R2830 passenger の可搬重量は 600 kg と、乗員 3 人までの据置型の乗り物事業やシミュレーターに理想的なロボットです。精確で自由にプログラミング可能な 6 軸キネマティクスにより、動性の高いモーションシーケンスでも実現可能となっています。

  • 様々な乗客セルの取り付け用 ISO 固定フランジ
  • ロボットプログラミングを簡単にする、KUKA.ready2_animate の統合インターフェース (オプション)
  • ブレーキを直接制御する追加インターフェース (PLe)
据置型のシステム統合のために特別に開発された KR 600 R2830 passenger では、最大 3 名の乗客にダイナミックな走行の楽しみを味わっていただけます。

KR 700 R2510 passenger: 最大 4 名が同乗可能な乗り物用、多面的な 4 軸ロボット

柔軟性の高い KR 700 R2510 passengerは、据置型の乗り物事業やダークライドでの使用に適しています。ロボットの 4 軸キネマティクスと定格可搬重量 700 kg で、同時に最大 4 人の搬送が可能となっています。

補助ブレーキ (冗長ブレーキもしくはデュアルブレーキ) により特に安全性に秀でたこのロボットは、条件の厳しい環境での使用に適しています。

  • 荷重間隔を縮めることで、最大 800 kg まで可搬重量を増やすことが可能
  • ロボットプログラミングを簡単にする、KUKA.ready2_animate の統合インターフェース (オプション)
  • PLC によるロボットの動きをモニタリングする、オプションの追加エンコーダ
  • ブレーキを直接制御する追加インターフェース (PLe)
  • システムコントローラ、車両への取り付けに使う安定フレーム付き
KR 700 R2510 passenger は、サーキットを走る乗り物事業にも使えます。各ロボットの最大定員数は 4 名までとなります。

旅客事業向け KUKA ロボットの比較: 技術データとファクト

KR 600 R2830 passenger KR 700 R2510 passenger
軸数64
最大リーチ2,830 mm2,510 mm
定格可搬重量600 kg700 kg (荷重間隔を縮小した場合は 800 kg)
統合据置型 (単独またはグループ)据置型 (単独またはグループ) またはサーキット走行車両
コントローラーKR C4 SC2 passengerKR C4 SC1PA passenger
パフォーマンスレベル コントローラPLdPLd
PL インターフェース ブレーキ制御PLePLe
位置の繰返し精度 (ISO 9283)約 ±0.08 mm約 ±0.08 mm
ロボット設置面積1,050 mm x 1,050 mm1,050 mm x 1,050 mm
重量 (コントローラなし) 約 2,650 kg2,650 kg
保護等級IP 65IP 65
特殊機能非常に動的で正確な 6 軸キネマティクス補助ブレーキや追加エンコーダ (PLe) を備えた 4 軸キネマティクス