AOT社『レーザー技術による正確な骨切削』

この数年間での大幅な医学の進歩にもかかわらず、骨切削には未だのこぎりが用いられています。この従来の方法では骨の破片が切断面に混入するため、治癒が遅れてしまいます。
スイスのAOT社はCARLO(Cold Ablation Robot-guided Laser Osteotomy、コールド・アブレーション・ロボットによるレーザー骨切り術)というプロジェクトで新たな方法を打ち出す意向です。コールドレーザー技術を駆使することで、KUKAロボットは直線のみならずアーチ型やパズルのような形でも非接触での骨切削を可能にします。この方法は骨表面が傷つかず、切断後に再度正確に継ぎ合わせることができるため、治癒の時間が大幅に短縮されるなど、患者にとっていくつものメリットがあります。