KUKA OccuBot:インテリジェントなテストシステム

KUKA OccuBotは全自動計測システムです。車両シートおよび航空機シートが機械的な連続負荷の下でどれだけ安全で安定しているかを、6軸型ロボットが最高精度で検査します。家具産業は椅子・シート類の検査目的でOccuBotを導入しています。

OccuBotの機能の仕方

テストシステムOccuBotは、フォース/トルクセンサーおよびダミーによって人の動きや負荷を模倣する全部で6つのコンポーネントから構成されています。この検査形式により、例えば乗り降りなどの現実的かつ実際に近い状況を理想的に再現できます。

加えて、OccuBotは素材の摩耗テストも行います。例えば継続的な回転運動によって、シートの背もたれの材料がどれだけ速く擦り切れるかを検査します。

KUKA OccuBotのメリット

  • 最高のフレキシビリティと精度:
    OccuBotの6つの測定寸法によって、力とトルクが最高のフレキシビリティと精度で算出できます。ダミーがシートに触れる場所の表面にかかる力やトルクすべてのデータが得られます。
  • 持続的な調整:
    ダミーが通過するどのテストサイクルでも、力とトルクが形状の摩耗に合わせて調整されます。イーサネットインターフェースが外部データ収集システムの設置を可能にします。これにより、全実行時間を通して摩耗を観察でき、重要なテストデータを保存できます。
  • 簡単なパラメーター設定と効率的なプロセス:
    ダミーの位置はタイムスタンプに基づいて自由に定義できます。カーブラインにより、ロボットは正確に定義された時間経過でどのポジションにも移動できます。これを可能にしているのは例えば、ベース座標システムの容易な定義のためのエディタ、一定の力のための「サーチ/ホールド」機能、あるいは複数のテスト対象物の処理などのさまざまな機能です。

稼働中のOccuBot

フレキシブルに使用可能:自動車シートの耐荷重性の他に、OccuBotはシートヒーターの機能性も検査します。

OccuBot:コンポーネントおよび同梱品

OccuBotは6つのコンポーネントから構成されています。その相互作用により、これは直接使用可能な全自動テストシステムになっています。以下のコンポーネントが同梱品に含まれています:

 ロボット:KR 210 R2700 prime

KUKA OccuBotテストシステムのベースはKR 210 R2700 primeです。これはKR QUANTECシリーズの産業用ロボットです。その自由に動かせる6軸が最大限のフレキシビリティをもたらします。設定可能なあらゆるシート位置への包括的なアクセスを保証し、その堅牢性によって連続負荷テストの要求の多い条件に対して最適に備えられています。
KR QUANTECシリーズのKR 210 R2700 primeがOccuBotシステムのベースとなります。

コントローラ:Standard KR C4 ed 2015

KR QUANTECは、補助的なシステムコンポーネントKR C4 ed 2015によって制御されます。この制御システムは堅牢なキャビネットモジュールで、定評あるスタンダードの他に、OccuBotテストシステム専用にぴったり合うフォース/トルクセンサーおよびそれに付随するセンサーボックスを装備しています。

KUKAコントローラKR C4 ed 2015はOccuBotの心臓部です。 

センサー:フォース/トルクセンサーFT-NET Omega 160

動きや負荷の高精度の計測は、OccuBotの場合はフォース/トルクセンサーFT-NET Omega 160によって行われます。センサーはKR QUANTECのフランジに固定されています。12ミリ秒の規則的なサイクルで、センサーは計測技術データおよびロボットの位置データを読み取って記録し、すぐに次の処理を行います。
OccuBotのセンサーFT-NET Omega 160は12ミリ秒サイクルで全計測データを収集します。

操作:KUKA smartPad

OccuBotシステムの操作はKUKA smartPadによって特に簡単で、極めて快適になります。シートテスト用のテスト設定を直接プログラミングの際に簡単に入力できます。直観的な操作インターフェースと8.4インチの使いやすいサイズの反射防止仕様タッチディスプレイを備え、KR C4コントローラと併用して8軸まで切替えなしに操縦できます。 

 
KUKA smartPadは極めてユーザーフレンドリーで、最大限のモビリティを提供します。

ダミー:KUKA Dummy OccuForm

生じる力とトルクのできる限り現実に近いシミュレーションを行うために、OccuBotテスト工程ではKUKA Dummy OccuFormが使われます。センサーの精確な計測により、ダミーがシート面に触れるあらゆる点の精確なデータが得られます。スマートなプログラミングによって、ダミーの静的な力を自ら補正できます。このようにして余計な動的な力が生じないようにします。
KUKA Dummy OccuFormは、どのOccuBot検査でも最大限に活用できます。

ソフトウェア:KUKA.OccuBot 3.1

OccuBotテストに使われるソフトウェアKUKA.OccuBot 3.1には設定ツールの他に、アプリケーションソフトウェアKUKA.User Tech 3.2とKSS 8.3が含まれています。この2つのコンポーネントは必要不可欠なものです。オプションでさらにKUKA.DIS 3.0もインストールすることができます。この3つ目のソフトウェアによって、データを記録し、USBインターフェースを通してPCにエクスポートすることが可能です。

弊社はオンラインでも最善のサービスを提供するためにCookieを利用しています。詳細はこちらをご覧ください

OK