監査委員会
KUKA AGの監査委員会は、株主総会で選任される6名の役員とドイツ共同決定法に従って選ばれる6名の計12名で構成されています。
監査委員会は、その構成員から会長1名と副会長1名以上を選任。いずれかが任期中に監査委員会を辞任した場合には、すみやかに新たな役員を選任するものとします。
2018年4月10日付の従業員代表および2018年6月6日の株主総会における株主代表の選出後、監査役会には2023年の定例株主総会終了までの任期が設定されました。
監査役会は、ドイツ共同決定法第27条3項に従って委員会を設置。その構成員から他の委員会を設置し、その任務および権限を定めることができます。この委員会には、法律上許容される範囲内で、意思決定権を付与されます。
KUKA AGの委員会
指名委員会
指名委員会の任務は、出資者から監査役会役員を選任する際、株主総会によって適任とされた候補者を監査役会に推薦することです。候補者の選任時は、基本的な適性および専門知識のほかに、監査役会によるその構成に当たっての具体的な目標および委員会全体に対する能力プロフィールが注目されます。
指名委員会の委員:
Dr. ヤンミン(アンディ)グー(委員長)
人事委員会
人事委員会は人事決定を準備します。人事委員会は特に、会社と各取締役会役員の間の法的関係の規定を通じて、監査役会に対する委員会の推奨、とりわけ取締役会役員との雇用契約の終了、改訂、延長、取消および解約(監査役会に留保されている任命および召喚を除く)、株式購入選択権の枠内での引受権の許可ならびに取締役会役員の副業に対する同意、取締役会内の利害の衝突、株式会社法第111a条以降(Related Party Transactions:関連当事者間取引)に従った、会社と取締役会役員またはその近親者の間での基本的な事業をまとめます。
取締役会役員の任命に当たっての提言に際して、人事委員会は、各候補者の個人的適性、専門資格、指導力・人格、職業経験、ならびにこれまでの業績およびその他の経験を重視します。多様性(ダイバーシティ)、例えば、年齢、性別または教育・職業背景といった観点は、取締役会役員の選任時に、特別なダイバーシティコンセプトなしでも一緒に考慮されます。さらに、人事委員会は、取締役会の報酬体系と任用契約における条文化に関する監査役会の議決書を準備します。これにはまた、各種報酬に関する目標基準値の決定準備と個別の取締役会役員の報酬総額の検討も含まれます。また人事委員会は、定期的に取締役会の報酬の最新の更新に取り組み、そのために内外で助言を行うことができます。
人事委員会の委員:
Dr. ヤンミン(アンディ)グー(委員長)
ミヒャエル・レペク
アーミン・コルプ
フランソワーズ(ミン)リュー
Angela Steinecker
監査委員会(Audit Committee)
監査委員会は特に、会計報告、リスクマネジメント、コンプライアンス、監査人の必要な独立性、監査人への監査委任、監査の重点決定、報酬の合意といった課題に取り組みます。監査委員会には、KUKA AGおよびKUKAグループの年次決算、状況報告および監査報告の事前監査が義務付けられています。検査人の報告に基づいて監査委員会は、独自監査後に、監査役会によるKUKA AGの年次決算の確定とグループ決算の承認のための提言を監査役会に提示します。
監査委員会は、監査人の選任のための株主総会への監査役会の提言を準備します。また、監査委員会は、取締役会と共に四半期報告と半期財務報告を討議します。監査委員会は、企業のリスクマネジメントシステムに取り組み、リスクマネジメントシステム、内部管理および検査システムの品質と有効性を監視します。企業内の検査は、定期的に監査委員会で報告されます。さらに、監査委員会は、企業内のコンプライアンスに取り組み、これにはコンプライアンスプログラム、コンプライアンスマネジメントシステムおよび個別コンプライアンス事例が含まれます。最高コンプライアンス責任者は、定期的に監査委員会で報告を行います。
監査委員会の委員:
ヘルムート・ツォートル(委員長)
Dr. ヤンミン(アンディ)グー
ミヒャエル・レペク
カローラ・ライトマイヤー
Dr. ミリアム・マイヤー
タニヤ・スモレンスキ
Armin Kolb
戦略・技術委員会
戦略・技術委員会は、KUKAグループの企業戦略および中・長期調整、ならびに採用済みの技術や将来の技術に取り組みます。その際、KUKAグループの各事業分野における中・長期的な開発に重点が置かれます。さらに、潜在的な購入選択に対する境界設定におけるノウハウおよび技術の独自開発に関する課題について協議します。このほか、戦略・技術委員会はKUKAグループの競争力およびポジショニングに取り組み、その際には技術革新に重点が置かれます。
戦略・技術委員会の委員:
Prof. Dr. ヘニッヒ・カーゲルマン(委員長)
Dr. ヤンミン(アンディ)グー
ミヒャエル・レペク
マンフレート・ヒュッテンホーファー
アーミン・コルプ
カローラ・ライトマイヤー
Dr. ミリアム・マイヤー
Angela Steinecker
調停委員会
第1回目の投票で監査役会役員の投票数の2/3という必要な数に達しなかった場合、共同決定法第27条3項に従った調停委員会が、取締役会役員の任命またはその任命に対する異議申立てのための提言を監査役会に提示します。
調停委員会の委員:
Dr. ヤンミン(アンディ)グー(委員長)
ミヒャエル・レペク
カローラ・ライトマイヤー
Angela Steinecker